第二回モニター酒 「徳明 純米の酒」蔵元:飯田酒造場 千葉県銚子市清川町2-1-2 酒データ: ●原料米/山田錦・八反錦・あけぼの ●精米歩合/平均66.8%以下 ●アルコール度/15〜16度 ●日本酒度/-8.0 ●酸度/1.8 当店価格:720ml 881円 >>この蔵の他の商品を見る |
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| 【寸評】 今回は私は非常に厳しい意見をいただいたと感じています。そもそも今回の酒は最初の予定にはなく「地元銚子の評価をどうしても聞きたい」との思いから急遽変更した物です。自分は徳明の蔵元「飯田酒造場」に親しく出入りさせてもらっており親交を深めております。そういう関係からこの酒の評価と第三者の率直な意見も欲しいと考えたからです。 さてモニターの印象はといいますと、特に香りについて厳しい意見が多いです。香りについては加藤さん、猿田さん以外のすべての方が指摘しています。そのせいで小島さんは「全く飲めないタイプの酒」になってしまいました。秋田の方々は「味噌っぽい臭い」、ミスターAさんはカラメルか醤油系の熟成香を感じておられます。 実はこの酒は2年ほどの熟成酒です。また濾過を軽くしているため鼻のいい人はモロミ臭を感じます。(モロミは醤油や味噌の醸造時にも相通じる)この辺が相まって不評の原因でったのでしょうか。 味わいでは加藤さんは『純米酒に対する偏見が無くなった』といい、秋田の方々は『前回の酒よりは旨かったと』感じました。ミスターAさんは『個性的な熟成酒』、猿田さんは『甘すぎる』、小島さんは『全く苦手なタイプ』でした。 これらは総じてこの酒が甘口(日本酒度-8)で高酸味(酸度1.8)のせいだと思われます。加藤さんには甘みと酸味のバランスがちょうど良かったのではないでしょうか?秋田の方々は濃い酒になれているのでそれにちょっと近かったのでしょう。ミスターAさんは敏感に熟成感を感じ取り、猿田さんは甘みを強く感じています。 ご本人も言っているように「甘辛」は飲む人の好みですからそれは仕方がありません。しかし酸味が多いので飲んだ感じは(日本酒度の)数値ほどではないと私は思います。 総評すればこの酒の特長を良く物語っている。「徳明」はミスターAさんが言うように(この味わいじゃなきゃだめ)地元ではかなりファンのいる酒です。漁師や農家の多かったこの地では料理の味付けもかなり濃いめで煮物なども甘辛い味付けです。そういった地域固有の味の特長がお酒にもにじみ出ているのかもしれません。 この酒は地酒ですから大メーカーや大手の地方蔵のように万人に受け入れられる必要は有りません。個性的でいいのです。しかし普通の純米酒であるのに小島さんのように「全く受け付けられない人」がいるようでもいけません。自分は地元贔屓もあったのも確かですが、もう少しいい評価を得られると思っていました。『香りも味わいも田舎っぽさはあるが旨味もある』と普段から感じていたからです。 今回の結果は真摯に受け止め蔵元に報告致します。特に香りの部分に関しては早く改善する必要を感じられます。ただし今回は熟成した物です。ぜひ今度は新酒で試して頂き、真の評価を得たいと思いました。また小島さんには本当に申し訳なく思っております。 |
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